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Channel: 「詩客」短歌時評
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短歌時評202回 現代の「嘱目詠」とは 桑原 憂太郎

 どういうわけか最近はとんと聞かなくなったけど、ちょっと前まで短歌の世界には、「嘱目詠(しょくもくえい)」と呼ばれるジャンルがあった。...

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短歌時評202回 岡井隆の宿題 ~例えばオノマトペ論について~ 小﨑 ひろ子

 岡井隆が2020年7月にこの世を去って4年以上がたった。...

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短歌時評203回 現代口語短歌と「アララギ」 桑原 憂太郎

 総合誌「現代短歌」9月号の特集は、「アララギ新世紀」。「アララギ」ですよ。21世紀も四半世紀を過ぎようという今にして、「アララギ」。...

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短歌評 短歌における「句またがり」の効果(川野芽生『星の嵌め殺し』の鑑賞を通して)小山 桜子

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短歌時評204回 当事者性とリアリティについて再度考える ―能登の震災に関連して― 小﨑 ひろ子

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短歌評 宮沢賢治の短歌〈岩手山と青―心象の変遷〉 水嶋 きょうこ

 宮沢賢治文学の出発点は短歌だと言われている。短歌を書き始めたのは、明治44年県立盛岡中学時代、ちょうど自我の意識が芽生えるころだ。父親との葛藤はよく知られているが、押しとどめることのできない自我意識や思春期の感情を初めに託した文学形式が短歌だということは興味深い。五・七・五・七・七の定型が思春期の心情を滑らかに表現するには適していたのだろう。...

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短歌時評204回 塚本邦雄没後20年に寄せて 桑原 憂太郎

 今年(2025年)は、塚本邦雄の没後20年のメモリアルイヤーである。 これから、短歌総合誌をはじめとして、さまざまなところで、塚本邦雄の歌業を振り返る特集やイベントが組まれる、と思う。...

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短歌時評206回 AIは短歌をよむことができるか 桑原 憂太郎

 本欄、短歌時評200回で小﨑ひろ子氏も取り上げていたが、今回は、AI(人工知能)の話題。 こちらのテーマは、「AIは短歌をよむことができるか」。 ・AIは短歌を「詠む」ことができるか  まずは、「詠む」から。 AIは、短歌を「詠む」ことができるか。 というと、見事に詠める。 AIは、学習ができるから、短歌を学習すれば、たちどころに詠めるようになる。...

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短歌時評207回 文法の向こう側 辻 聡之

 大名古屋歌会、という名称の歌会がその名のとおりの名古屋で行われている。荻原裕幸さんを中心に運営されており、二〇二三年三月から始まり、つい先日、五回目が開催された。第四回の様子は、「短歌研究」二〇二五年五・六月号の出張企画「歌会おじゃまします拡大版」で紹介されている。およそ三十名ほどの参加者で、代表の数人がパネリストとして歌を評していき、時折は参加者が発言するというようなスタイルだ。...

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短歌時評208回 短歌の破片 尾内 甲太郎

● 5月の文学フリマ東京40でふたつの短歌アンソロジーが販売された。さとうきいろによる『クソ短歌アンソロジー』と ぽっぷこーんじぇるによる『SNS短歌アンソロジー』である。● 〈火事ですか救急ですかまじですか強めのギャルを派遣しますね 口野萌〉(『クソ短歌アンソロジー』)何が起こったのかは伏せられているけれど、たぶんなにも解決しなさそう。● 解決はそもそも期待されていない、それは短歌も同じ。●...

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