本企画においては、一部記事にあるような、顧問である加藤治郎氏を忖度してという意図は全くの誤解であり、事実は以下の通りなります。当然、検閲などなくあくまで特集に意義があるかという1点以外は考えていません。
4月から「詩客」では新しい実行委員体制を組み、作品、時評に加えできれば企画をお願いしました。そこで担当の一人である玲はる名氏から連載3回の企画が出され、森川が承認し依頼がされました。
それと同時に、顧問であり当事者でもある加藤氏に、すでにかなり論じられた内容のため企画に意味はあるのか尋ねました。その結果、もっと広い範囲の内容を取り上げた方が良いとの結論に達し、「ニューウエーブ再考(仮題)」を提案。一時はその方向なりましたが、これもいま行うには適切な企画ではないとの判断で、現在のかたちになりました。
上記のように、企画が2転3転してしまい関係者にご迷惑をおかけしたこと、森川の不徳であるとお詫びいたします。
誤解がないよう伝えますが、「詩客」としての本企画に対する意図や考えは以下になります。
・今までの経過を見て加藤氏への批判が大部分であり、それを再び辿るだけなら企画を行う意味がないこと。
・企画のはじめは「ミューズ問題を検証する(仮題)」でしたが、企画が狭くなる可能性があり、特集の総タイトルから「ミューズ」という言葉を消してほしいという提案は森川からした。これは全体の方針に関わることであり、WEBページの運営として非難される行為とは思わない、という判断であり、その考えは今も間違っていないと思う。しかし、連絡過程で誤解が生じたかもしれないが、各自のタイトルや本文に「ミューズ」の言葉や関する内容を入れるなという提案はまったくしていない。「詩客」は特集の総タイトルは決めるが、執筆者の文章の題名や内容には原則干渉せず、今回も原則は守られていること。
・上記の繰り返しになるが、執筆していただいた原稿の内容に関して森川をはじめ玲氏以外の実行委員は、検閲はもちろんまったく関与も干渉もしていないこと。
・この後も執筆していただいた原稿の内容には、法律等に触れるか他者からひどく名誉を傷つけられたとのクレームがない限りは、森川など他の実行委員は関与も干渉もしないこと。
・執筆に関してはできる限り公平な人材を選ぶよう意図していること。
・「詩客」は常に様々な意見にオープンな場であり、今後においても、どの論も誹謗中傷にならない限りは掲載すること。
今回は編集の力不足で、残念なことに一方向的な記事だけの掲載となったが、続く特集では別の視点からの記事も掲載し、より多面的な企画となるよう現在考えている。
最後に、情報や連絡が錯綜するような混乱を招き、一部関係者にご迷惑をおかけしたこと、代表としてお詫び申し上げます。