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Channel: 「詩客」短歌時評
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短歌時評 第117回 田丸まひる氏の「詩客」短歌時評への感想文 遠野 真

 未来短歌会の先輩である田丸まひる氏が「詩客」短歌時評において拙作「さなぎの議題」を取り上げて下さった。  短歌時評 第116回 遠野真「さなぎの議題」と「設定」について 田丸まひる   今回の時評に二つ気になる主張があったので、それぞれについて拙いながら感想を書いてみようと思う。    まず一件目。時評から一文引く。 〈虐待は舞台設定の小道具にするようなテーマではない。〉...

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短歌評 うらじ、みる。と、はねから、はねとね。 カニエ・ナハ

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短歌評 穂村弘とは社会問題である~穂村弘3.0 橘 上

 何で短歌について書くのは気が引けるのに穂村弘について書くことにはそうならないのだろう。  その答えについて書く前につぎのことを書いておきたい。 ・彼氏・彼女いない歴〜年 ・元サヤ ・ツーショット ・全然〜(肯定での意味。「全然大丈夫」など) ・〜男子・女子 ・(芸が)スベる ・(芸、空気が)寒い、サブイ ・逆ギレ ・ブルー(な気持ち) ・ドS・ドM ・ドヤ顔 ・アガる...

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短歌時評 第118回 遠野真「さなぎの議題」についての補足 田丸 まひる

 遠野真「さなぎの議題」について書いた前回の時評に、遠野さん本人から指摘をいただいたので、いくつか補足をさせていただく。...

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短歌評 たんかの 依光 陽子 

 ようやく五七五七七での眼の息継ぎがうまく出来るようになってきたので、なればとびきり活きのいい短歌に触れたいと狙っていた文学フリマも、明け方の雨にあっさり断念。しかし結局のところ何が「新」かなどわかるはずもなく、要するに自分にとって目新しければ、いいものを読ませていただいた、と有難く頭を下げることにして短歌評の任務を終えたい。 気づかないうちにせかいはくれてゆく歯医者の目立つ駅前通り  杜崎アオ...

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短歌時評 第119回 フラワーしげるの短歌はどのように短歌なのか 田丸 まひる

 フラワーしげるの『ビットとデシベル』(現代歌人シリーズ5/書肆侃侃房)は、2015年に出た魅力ある歌集のうちの一つだろう。緻密な写生、思考の明晰さ、大胆な破調だがリズムよく収まっている言葉の配置などに触れていると、フラワーしげるのもう一つの名義である西崎憲の『世界の果ての庭』『飛行士と東京の雨の森』などの優れた小説を読んでいる時と同じような心地がする。...

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短歌評 音楽、物語、そして光~山田航『桜前線開花宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表』 田中庸介

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短歌評 アルペジオ。ジルベルトとか市子とか聡子のつま弾くアルペジオ。 カニエ・ナハ

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短歌評 橘上の短歌放浪記/長歌 橘上

橘上の短歌放浪記  困った。ネタが尽きた。いや、日々短歌は作られその中で秀作・傑作は生まれているのだから、その言い方は正しくない。正確には、ネタはたくさんある。しかしぼくはほとんど知らないということだろう。ダメじゃないか。けれども僕も三十過ぎ。ダメなものをダメなまま放置するほどダメじゃないんだな。ダメはダメとして受け止め前向きに「短歌 若手...

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短歌評 ホムラヒロシ? 何それ果物? 橘上

 はじめに  長くなったので時間ない人は青字の「要約します」からお読みください。  しまった。諸事情(※つまんなかった)により最初にアップされた短歌時評書き直そうと思った矢先に、前のバージョンに工藤吉生さんから応答が来てしまった。 http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52160336.html  こういう場合どうすればいいの? 教えて神様!...

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短歌時評第120回 あなたはどこで短歌と出会うんだろう 田丸 まひる 

-『大人になるまでに読みたい 15歳の短歌・俳句・川柳』を中心に...

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短歌評 ラムネ、図書館、みちる海――中家菜津子『うずく、まる』の世界 田中 庸介

 中家菜津子の歌集『うずく、まる』(書肆侃侃房 新鋭短歌シリーズ23)は、詩と短歌のハイブリッドによって構成された意欲作である。本作のタイトルにあらがうように、彼女の歌はとにかく《たけ高い》ものであり、たけ高いから、やや物語的な抒情に淫していることなどまったくどうでもいいではないかと思わせるような、そんな才能を感じさせる一冊であった。   満たされぬ器にひとつの罅もなく真砂の日々がそそぎこまれる...

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短歌評 中澤系という熱量 竹岡 一郎

 大阪・中崎町の葉ね文庫で中澤系の唯一の歌集「uta0001.txt」を買った。この歌集は、2004年3月刊の雁書館版と2015年4月刊の双風舎版がある。葉ね文庫には二冊ともあって、つい両方とも買ってしまった。双風舎版の方は、若干の訂正がなされていて、夭折した作者の意図により近いと聞いたので、ここでは双風舎版によることとする。...

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短歌評 短歌作品と散文構造――岡井隆『現代短歌入門』を入口に 添田 馨

 短歌と俳句そして現代詩(口語自由詩)、この三つの異なる表現形式について、これまで横断的に考察したことがなかった。ひとつには、そうする必要が差しあたって私にはなかったからだ。...

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短歌評 短歌を見ました(1) 鈴木一平

 このたび、俳句から短歌の方へ異動になりました。今後とも、よろしくお願いします。俳句についての評を書いていたときも、あまり準備をせずに作品を読んで、書きましたが、今回も似たような感じでいきたいとおもいます。  ひかりほどのおもさをうけてちるはなのはなのひとつのまだちらぬとき 渡辺松男『雨る』(2016年)...

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短歌時評第121回 文語短歌の今日的意義――渡辺松男短歌をめぐって 春野りりん

 困難な時代状況を抉り出すような歌を多く目にするなかで、中津昌子の歌壇時評(角川短歌2016年5月号)に同感した。...

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短歌評 永遠でないほうの短歌、その輝き~井上法子歌集『永遠でないほうの火』 田中庸介

 井上法子さんの第一歌集として出版された『永遠でないほうの火』(書肆侃侃房、新鋭短歌シリーズ25)は、まずは体温の高いウエットな歌集であり、心理的な圧のようなものが全体からひしひしと感じられる。苦悩、贖罪、絶望。そして実存とその救済――。   煮えたぎる鍋を見すえて だいじょうぶ これは永遠でないほうの火   日々は泡 記憶はなつかしい炉にくべる薪 愛はたくさんの火...

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短歌評 ふつふつと湧き出ずるもの――岩田亨「聲の力」とは何か 添田 馨

 現在、私の現代短歌に対する最大の関心事は、それがいかなる体勢によってこの現実世界と戦いうるのか、というドラスティックな傾きのものである――前回の論考で、私はこれといった有効な見取り図もないままに、無謀にもこんな啖呵をきった。  現実世界と戦うという時、そこには否応なくふたつの含意が先験的に暗示されている。...

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短歌評 短歌を見ました2 鈴木 一平

 ほんとかなあ、とおもいつつ、こないだ「ユリイカ平成28年8月号:特集 あたらしい短歌、ここにあります」を買いました。せっかくだし全作レビューでもできればとおもったんですが、雪舟えま「愛たいとれいん」の感想だけで今回は終わりそうです。  彼を見たい  彼にいたるまでに出会う  人そのほかを眺めていたい...

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短歌時評第123回 武田穂佳の顔、山階基の表情-「ユリイカ」、第五十九回短歌研究新人賞を中心に 田丸 まひる

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