短歌相互評⑥ 岡野大嗣から加賀田優子「だるんだるん」へ
作品 加賀田優子「だるんだるん」 http://shiika.sakura.ne.jp/works/tanka/2017-06-03-18504.html 評者 岡野大嗣 たんぽぽを折るのとすごいわるくちをいうのとではどっちがひどいだろう...
View Article短歌相互評⑦ 川島結佳子から西藤定「Spoken, Written and Printed」へ
作品 西藤定「Spoken, Written and Printed」 http://shiika.sakura.ne.jp/works/tanka/2017-07-01-18578.html 評者 川島結佳子...
View Article短歌相互評⑧ 西藤定から川島結佳子「たぶん」へ
作品 川島結佳子「たぶん」 http://shiika.sakura.ne.jp/works/tanka/2017-07-01-18583.html 評者 西藤定 青春は気味悪くあり錆びついた傘差し向かう同窓会へ 女だが女装してゆく鉄黒のタイツ私の脚細く見せ...
View Article俳句評 俳句の国から短歌国探訪(2)穂村弘と言う短歌 丑丸 敬史
(1)はじめに 俳句実作者である筆者の短歌国探訪記の今回が4回中の2回目となる。 前回、短歌と俳句の違いとその理由について思うところを「短歌評 俳句の国から短歌国探訪(1)短歌は若者の器か」として書いた。 その要点を纏める。 (短歌に関して)1. 「31文字」は日本人にとって「マジックナンバー」であり、恋に限らず何物かを伸びやかに歌うのに過不足がない。2....
View Article短歌作品評⑨ 小津夜景から加藤治郎へ ガリガリ君と、夏の思い出。
作品 ヘイヘイ 加藤治郎 http://shiika.sakura.ne.jp/works/tanka/2017-08-05-18644.html 評者 小津夜景...
View Article短歌相互評⑩ 浅野大輝から濱田友郎「旅番組について」へ
作品 濱田友郎「旅番組について」 http://shiika.sakura.ne.jp/works/tanka/2017-09-02-18717.html 評者 浅野大輝 旅番組は日常のなかに存在しながら、旅という非日常の世界を映し出す。濱田友郎「旅番組について」は、そうした日常/非日常の接近や拮抗を感じさせる一連であると思う。...
View Article短歌相互評⑪ 濱田友郎から浅野大輝「銀の鳥」へ
作品 浅野大輝「銀の鳥」へ 評者 濱田友郎 こんにちは、濱田友郎です。浅野大輝さんの連作「銀の鳥」を評します。この連作はこちら(http://shiika.sakura.ne.jp/works/tanka/2017-09-02-18723.html)で全文をごらんいただけます。こちらのオリジナルをどうぞ傍に置きながら、拙文も読んでいただけたらとおもいます。 ✳︎...
View Article短歌時評第130回 文語と口語はどちらがはずかしいか 吉岡太朗
吉岡太 1 文語体で書くか口語体で書くかという問題は、私個人にとって割とどうでもいい。けれど世間様はどうもそうは思わないようだ。...
View Article短歌相互評⑫ 中家菜津子から柳本々々「ようす」へ
短歌作品 柳本々々「ようす」 http://shiika.sakura.ne.jp/works/tanka/2017-10-07-18782.html 評者 中家菜津子 あなたにはあなたの大事にするものがあるという話をきいてからうごく...
View Article短歌相互評⑬ 柳本々々から中家菜津子「離さないで」へ
キャシーのために 柳本々々 中家さんの連作タイトルは「離さないで」。詞書にも「お前はほんとうの花ではないこと」と書かれているがこれはカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』のオリジナルとコピーのテーマを想起させる。 飽食の時代の宝飾店のカフェ グレーのスーツの男ばかりだ...
View Article短歌評 俳句の国から短歌国探訪(3)透きとおりゆく世界の中の短歌 丑丸 敬史
(1)はじめに 俳句実作者である筆者の短歌国探訪記の今回が4回中の3回目となる。 前々回、短歌がなぜ若者に共感を呼ぶ詩型であるのかを「短歌評 俳句の国から短歌国探訪(1)短歌は若者の器か」として書いた。そして、前回は「短歌評 俳句の国から短歌国探訪(2)穂村弘と言う短歌」で、穂村短歌を通して現代短歌の流れの原点を見ようとした。...
View Article短歌相互評13 中山俊一から伊舎堂仁「なぞなぞ」へ
なぞなぞ、とあなたの声が言ってきてなぞなぞだった、しりとりじゃなくて 2 伊舎堂仁『なぞなぞ』を読むにあたって、タイトルにもなっているこの歌から評をしていきたいと思う。違和感を覚えるのはではなくという表現。あなたの実体はそこにはなく、声だけがどこからか聞こえてくる。生活のふとした隙間に昔の恋人との会話が頭を過るイメージに近い。...
View Article短歌評 短歌を見ました 鈴木 一平
長々と『穀物』を読みつづけてきましたが、山階基「まどろみに旗を」で最後です。 先にいるらしいあなたは見つからず春の終わりにかかとを乗せる 待ちわびた姿だけれど目の前にあらわれるまで思い出せない いつかとのまちがい探しに挑むよう歩調のゆれるあなたと行けば...
View Article批評にとって短歌とはなにか /前編 吉岡太朗
はじめに 一章:塚本邦雄の「不安」 二章:菱川善夫と「ひかりになること」 三章:「作者」の逃走 四章:「読み」以前 おわりに はじめに...
View Article批評にとって短歌とはなにか /後編 吉岡太朗
三章:「作者」の逃走 1 ところで『誰にもわからない短歌入門』には以下のような記述がある。 短歌の「うまさ」というのは、時として短歌を損なう。短歌において技術やレトリックというのはあくまでうたの核心を支えるものであるべきで、それ自体が読者にとってのうたの眼目になってはいけないのだ。そういう短歌は単に作者の「うまさ」を読者にひけらかすための手段へと成り下がってしまう。 鈴木ちはね...
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